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2008年9月

刺客?中山成彬の妄言辞任で解散は早まるのか

 まさか、イマドキここまでアホな大臣が存在しようとは・・・
成田闘争を「ゴネ得」、何度も懲りずに「日本は単一民族」、極めつけの「日教組はガン」、誰からも聞かれていないのに、妄言のかましまくった中山成彬が、就任から1週間も経たずに辞任した。普通に考えると辞任したかったとしか考えられないような言動、一部から「小沢が放った刺客じゃないのか?」とか、果ては「最後の小泉刺客だ!」とまで言われる始末。確かに、普通の感覚では理解しがたい中山騒動の顛末なのだが、この騒動で自民党内は、さらに混乱に拍車がかかったようだ。

 ただでさえ総裁選でTVジャックという目論見が外れ、麻生内閣の支持率は今ひとつ。政権発足の勢いに乗じて解散・総選挙という自民党幹部の思惑は失敗に終わったのだが、今度は逆に、「このまま国会審議が始まったら、中山だけではなく、他の大臣からも失言が飛び出しかねない」と心配が倍増。まぁ、そりゃ総理大臣自身が一番舌禍を起こしそうなだけに、自民党幹部からは「代表質問が終わる10/3には解散だ!」という声が出てきている。少しでも選挙を前倒ししないと、議席を失っていく、という自民党幹部の心配もわからなくはないが、あまりに無戦略な考え方に、古参の自民党事務方からは「幹部の人達は終戦間際の日本軍と同じ状態になっている。バンザイクリフでの自決ならぬ、自民党バンザイ解散になりかねない」と本気で心配する声が出ているという。

 選挙を仕切っている古賀も菅も、情勢分析すればするほど「野党転落」という予測が現実味を帯び始めているせいか、本当に「あたって砕けろ」状態になっているのかも。破れかぶれになる前に、補正予算審議でもして、少しはアタマを冷やすべきだと思うのだが、きっと国会で議論が始まる前に、アホな閣僚たちから次から次へと妄言が飛び出して、より一層、アタマに血が上ることになるのだろうなぁ・・・。

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小泉自爆テロで麻生丸沈没!?

予期されていたこととはいえ、やはり驚かされた小泉元総理の政界引退。今週(9/26)発売のフライデーに次男・進次郎に地盤引き継がせる、との記事が載っていたので、それにあわせてのマスコミのリークだった感じもするが。実際には25(木)の19時前に、共同通信の速報でマスコミは一斉に動いたとのコト。どうやら自民党の菅・選対副委員長が共同通信の記者に漏らしたらしい。麻生擁立で実力を発揮した菅氏にどういう思惑があったのだろうか。

 26日のスポーツ紙などのマスコミは麻生への「あてつけ辞任」などと書いてあったが、このタイミングでの引退発表の真意は、小泉本人しかわからないであろう。一般に言われているように、「総理を辞めた時点で政界引退するつもりだったが、息子に引き継ぐには次の選挙のタイミングが一番と考えたから、今になった」というのが本当のところなのかもしれない。しかし、小泉引退の衝撃で、麻生総理の外交デビューのニュースは影に追いやられたし、都市部の有権者にかすかに残っていた自民党内改革派への期待が、これで完全に消えてしまうのも確かだろう。さらに言えば、あの改革を訴えてきた小泉でさえ地盤は世襲するのかという失望感は、以外に影響が大きいと思う。どうみても、麻生自民党へはマイナスの効果しかないのではないだろうか。

さらに麻生内閣では、早くも中山・国土交通大臣が、舌禍をかましまくっている。このまま、国会審議に突入すると、麻生内閣は失言のオンパレードで、解散しように出来なくなるのではないか。でも、既に選挙モードに入っている野党にとっては、自民への打撃はうれしいけど、解散が遠のくのは困るし、なんとも悩ましいところなのかもしれない。

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相手にされてない「瞳」 まだ人気は続くのか「ちりとてちん」

 いよいよラストが近くなってきた朝の連続テレビ小説「瞳」だが、あまり話題になっていない様子。前作「ちりとてちん」は、視聴率では振るわなかったものの、中盤から終盤へかけては新聞のテレビ欄や週刊誌のコラムで頻繁に取り上げられるようになり、ネット上でも評判になっていたようだったが、どうも「瞳」はイマイチ。
 ストーリーの平板さ、というか高齢者のとっつきにくさは、新聞でも何度か投書が載っていたが、確かに展開がつまらない。エピソードを週単位でまとめて見やすくしようという狙いなのだろうが、あまりに話が小さなエピソード過ぎて、全体としての大きな筋立てが感じられない。これが「ちりとてちん」との大きな違いかな。「ちりとてちん」も週単位でエピソードをまとめていたようだったが、その小さなまとまりが、上手く大きなストーリーになっているところが、テレビドラマ好きにうけたのではないか。特に徒然亭一門の話が、主軸になって面白かったのだが、その分、ヒロインの話が脇に追いやられたため、ラスト近くの出産話あたりはダレてきたようだったが・・・・
 徒然亭一門の人気はよほど根強かったのか、「ちろとてちん」は一門の3人を主人公にした外伝までつくっていたが、その話も思ったより面白かった。出だしはちょっと辛いかなと感じたが、流石に、あの脚本家はツボを心得ていて、中盤からはぐっと引き付ける思わせぶりな展開に。NHK大阪が作ったせいか、出演者もロケ先もかなり絞らざるを得なかったのだろうが、それを上手く逆手にとって、舞台の1幕モノのような小品佳作に仕上がっていた。しかし、相変わらずあの脚本家は加藤虎ノ介がお好きなようで、外伝は、ほとんど彼のために作られたような作品だった。まだ虎ノ介ファンは多いのかな?
 それに比べると、「瞳」はヒロインの榮倉奈々の自然体の演技なのか地なのかはわからないが、あの明るさだけが救い。「ちろとてちん」は、最終回前の日に、直後のNHKニュースのアナウンサーが、「あすはいよいよ最終回です」と、おもわず口走ってしまった話は有名だが、「瞳」の最終回は、一体、どの程度、ディープな視聴者を捕まえることが出来るのか。表面的な視聴率だけではなく、ディープな視聴者を確保できる“いいドラマ”を作れるかどうかが、NHK東京が制作する朝ドラの大きな課題だと思うのだが。

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既に国民に飽きられた「麻生劇場」で解散は?

自民党生き残りをかけた最後の秘策とまで言われた総裁選だが、もはや不発に終わるムードが漂いだした。
 先週早々におきた福田逆ギレ辞任から、予想以上に候補者が乱立することになった先週末までは、国民の関心をひきつけることには成功したようだったが、今週に入り、「麻生圧勝」という報道が広がったためか、既に国民の関心は低下しつつある。
 今週まではニュース番組に限らず、ワイドショーでも大きく取り上げたが、実は、思ったよりも視聴率は取れていないようだ。このまま新たな展開もなければ、おそらく週明けからは、ワイドショーや夕方のニュース番組も、総裁選報道を縮小し始めるのではないか。これは、小泉劇場に乗せられた事への反省、というよりも単に視聴率が取れないからだろう。
 なぜ小泉の総裁選や、前回の衆院選挙のように、自民主導の盛り上がりにならなかったのか。それは麻生の問題というより、最大の対立候補として出てきたはずの小池百合子に「本気度」が感じられないからではないか。小泉純一郎は、泡沫候補と目された2001年の総裁選で、もし負けた場合は自民党を離党し、民主党に合流する覚悟があったという。郵政解散の時も、解散直後の記者会見での「本気度」に国民が共感を覚えたことが、最大の勝因になったと思われる。これは、単にメディアを操るテクニックに秀でていたというより、小泉自身の「本気の覚悟」(あるいはナルシズム?)が人心を捉えたからだろう。それこそが政治家に最も求められる事柄かもしれない。残念ながら小池百合子には、その気概が国民には伝わってこないから、今回の総裁選が自民党の「演出」に見えてしまっているので、国民はしらけてしまったのではないか。

 自民党は、当初、麻生総理になって所信表明演説を終えて、10月初めごろ解散、11/2か9に選挙投票日を目論んでいたと言われるが、今の総裁選の低調振りを感じて、最短では10/19に投票、という声まで出始めている。麻生総理の人気が、就任直後以降上がらないと見限っての判断と思われるが、そんな恥も外聞もない、選挙での議席確保だけを狙ったやりかたが国民の支持を得られるのだろうか。無様な早期解散・総選挙は、今以上の自民党離れを呼ぶだけと思えるのだが・・・

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